Black Jack(ブラックジャック)ではカードが配られるパターンが無数にあるため、「Basic Strategy(ベーシックストラテジー)」を使う際にはベーシックストラテジーチャート(表)が必要となります。しかし、チャートを毎回お手元に用意して毎ゲーム答えを探し出すのはやや面倒ですよね。
この記事では、ベーシックストラテジーチャートから分かる8個の必勝法をご紹介します。チャートを見ながらプレイするのも良いですが、8つの勝利法を頭に入れておくことで、チャートを見ずにサクサクプレイすることも可能となるでしょう。
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ベーシックストラテジー8個の必勝法
それでは早速、ベーシックストラテジーチャートから分かる8個の必勝法をご紹介します。
1. ディーラー「6以下」プレイヤー「12以上」で『スタンド』
ディーラーのアップカード(表向きのカード)が「6以下」であり、プレイヤーの合計数がハードハンド「12以上」の場合は『Stand(スタンド)』の選択を行いましょう。
<スタンドが最善の手である理由>
ディーラーの伏せてあるカードが「10」であると予想した場合、ディーラーの合計数は「16以下」と想定できます。ディーラーは「17以上」になるまでカードを追加しなければならないルールがあるため、Bust(バースト)しやすい状況と言えます。つまりプレイヤー側は無理にカードを追加してバーストの危険性を高めずとも、ディーラーのバーストで十分勝利する可能性があります。
2. プレイヤー「17以上」で『スタンド』
プレイヤーの合計数が「17以上」の場合は『Stand(スタンド)』の選択を行いましょう。
<スタンドが最善の手である理由>
合計数「17以上」のときにHit(ヒット)してカードを追加してしまうとBust(バースト)になる危険性が非常に高いからです。
3. ディーラー「7以上」プレイヤー「17以上」になるまで『ヒット』
ディーラーのアップカード(表向きのカード)が「7以上」であった場合、プレイヤーはカードの合計数が「17以上」になるまで『Hit(ヒット)』の選択を行いましょう。
<ヒットが最善の手である理由>
ディーラーの伏せてあるカードが「10」であると予想した場合、ディーラーの合計数は最低でも「17以上」と想定できます。つまりプレイヤーは「17以上」でなければ勝つことができません。
4. プレイヤー「11以下」で『ヒット』
ディーラーのアップカードに関わらず、プレイヤーはカードの合計数が「11以下」の場合は『Hit(ヒット)』の選択を行いましょう。
<ヒットが最善の手である理由>
ブラックジャックで最も数字の強いカードは『1または11』の数で計算する「A」のカードです。手持ちの合計数が「11以下」であった場合、仮に最強の「A」を引いたとしても「A」のカードは『11』で処理せずに『1』で処理されBust(バースト)にはなりません。つまり「11以下」はバーストを恐れずにカードを引ける最高の手となります。
5. プレイヤー「ソフトハンド17以下」で『ダブルダウン』
ディーラーのアップカードに関わらず、プレイヤーはカードの合計数が「ソフトハンド17以下」の場合は『Double Down (ダブルダウン)』の選択を行いましょう。ダブルダウンが使えないテーブルの場合はHit(ヒット)に代用します。※ ソフトハンドとは「A」のカードを含む手のことを呼ぶ。
<ダブルダウンが最善の手である理由>
手元に配られたカードが「A」を含んだ「17以下」の数字であった場合、最も強いカードである「A」を引いたとしてもBust(バースト)にはなりません。つまり「ソフトハンド17以下」はバーストを恐れずにカードが引ける最高の手となります。
6. プレイヤー「A」が配られたら『ヒット』
ディーラーのアップカードに関わらず、プレイヤーは配られたカードの何れかが「A」であった場合は『Hit(ヒット)』の選択を行いましょう。
<ヒットが最善の手である理由>
ブラックジャックにおいて「A」のカードは最も便利なカードです。なぜなら「A」は『1』として使うことができますし『11』として使うこともできるからです。「A」のカードが手元に配られた時点で最も強いカードである「A(11)」を引いたとしてもBust(バースト)にはなりません。
7. プレイヤー「8・8」「A・A」で『スプリット』
ディーラーのアップカードに関わらず、プレイヤーは最初に配られた2枚のカードが「8」と「8」もしくは「A」と「A」の場合は『Split(スプリット)』の選択を行いましょう。
<スプリットが最善の手である理由>
ブラックジャックのゲームは1デッキに「10」の役割を持つカード(10,J,Q,K 各4枚)が計16枚入っています。個々のカードよりも「10」として計算されるカードが非常に多いため「10」を引きやすいと言えます。このことを考慮したうえで、手持ちが「8」「8」だった場合、スプリットを行うことで『18』『18』の合計数になり、手持ちが「A」「A」だった場合、『21』『21』のBJ(ブラックジャック)となる可能性が考えられます。
8. プレイヤー「9」「10」「11」「13~18」で『ダブルダウン』
プレイヤー「9」ディーラー「3~6」
ディーラーのアップカード(表向きのカード)が「3~6」であり、プレイヤーの合計数が「9」の場合は『Double Down (ダブルダウン)』の選択を行いましょう。
<ダブルダウンが最善の手である理由>
ディーラーの伏せてあるカードが「10」であると予想した場合、ディーラーの合計数は「13~16」と想定できます。ディーラーは「17以上」になるまでカードを追加しなければならないルールがあるため、Bust(バースト)しやすい状況と言えます。つまりプレイヤー側は無理にカードを追加してバーストの危険性を高めずとも、ディーラーのバーストで十分勝利する可能性があります。
プレイヤー「10」ディーラー「2~9」
ディーラーのアップカード(表向きのカード)が「2~9」であり、プレイヤーの合計数が「10」の場合は『Double Down (ダブルダウン)』の選択を行いましょう。
<ダブルダウンが最善の手である理由>
プレイヤーの追加するカードが「10」であると予想した場合、合計数は「20」と想定できます。一方、ディーラーの伏せてあるカードを同じように「10」であると予想した場合、ディーラーの合計数は「12~19」となり、プレイヤーが勝利となる可能性が非常に高いのです。
プレイヤー「11」ディーラー「2~10」
ディーラーのアップカード(表向きのカード)が「2~10」であり、プレイヤーの合計数が「11」の場合は『Double Down (ダブルダウン)』の選択を行いましょう。
<ダブルダウンが最善の手である理由>
ブラックジャックのゲームは1デッキに「10」の役割を持つカードが計16枚入っています。(16/52)個々のカードよりも「10」として計算されるカードが非常に多いため、「10」を引きやすいと言えます。プレイヤーの手持ちの合計数が「11」だった場合、「10」のカードを引いた際の合計数は「21」です。一方ディーラーの伏せカードが「10」であると予想した場合、合計数「12~20」でプレイヤーの勝利となる可能性が非常に高いのです。
プレイヤー「ソフトハンド13~18」ディーラー「4~6」
ディーラーのアップカード(表向きのカード)が「4~6」であり、プレイヤーの合計数がソフトハンド「13~18」の場合は『Double Down (ダブルダウン)』の選択を行いましょう。
<ダブルダウンが最善の手である理由>
ブラックジャックにおいて「A」のカードは最も便利なカードです。なぜなら「A」は『1』または『11』でカウントすることができるからです。「A」のカードが手元に配られた時点で最も強いカードである「A(11)」を引いたとしてもBust(バースト)にはなりません。
ベーシックストラテジーチャートから分かる8個の必勝法|まとめ
今回は、Black Jack(ブラックジャック)のBasic Strategy(ベーシックストラテジー)チャートからわかる8つの必勝法をまとめたものをご紹介しました。最低限この8個の勝利法を覚えておくだけでも、チャートを見ずにブラックジャックを楽しむこともできるでしょう。お時間があるときにひとつずつ覚えてみてくださいね。